出店需要は引き続き堅調だが、訪日外客の消費動向の変化などを受け、小売業者は積極的な新規出店に対して慎重姿勢を強めている。2016年第4四半期(10月~12月)の新規開業は、10月にグランドオープンしたOkura Houseに入居するカルティエ銀座ブティック、銀座吉兆、Billsなどだ。同期末時点における1階坪あたり月額賃料(共益費込み)は、銀座で前年同期比(YoY)+1.9%、前期比(QoQ)横ばいの27万5000円、表参道ではYoYおよびQoQとも横ばいの21万5000円となっている。グローバル プライムリテール クロックでは賃料がピークに近づいている。今後、訪日外客数の増加が見込まれる一方、消費額に占める高級品の割合が減少しており、消費額の伸びは引き続き鈍化する可能性がある。賃貸市場は、需給が引き続き逼迫するとみられるが、賃料は前回ピークに近づいており、上昇ペースは減速する見通しだ。