日本の不動産投資市場において、海外資金による取得が再び拡大してきた。中でもアジア資金による取得が飛躍的に伸び、米国と並ぶ主な資金の出所になりつつある。最近のアジア資金による大型取得事例を見ると、SWF(政府系ファンド)が目立つ。一方、長期安定的にインカムゲインを見込める不動産投資と保険事業の親和性は高いといわれるが、アジアの保険会社による取得事例はほとんど確認されていない。ただし、アジアの保険各社の不動産投資スタンスは、積極的あるいは今後拡大する方向といえる。各国の保険市場および各社の運用資金の拡大に伴い、アジアの保険会社が今後、日本での不動産投資を積極化する可能性は小さくないとみられる。