2019年12月に発見されたコロナウイルス(COVID-19)は、中国のほかの地域だけではなく、厳しい年に直面してきた香港特別行政区にもダウンサイトリスクをもたらしている。香港の市場関係者の大半は2003年のSARSの歴史が繰り返されることを予想している。コロナウイルスが原因で不動産価値が低下し始めれば、投資家に新しい買い機会を生み出す可能性がある。一方、貸し主に対してわれわれは、テナントターゲットとしてウイルスの影響を受けにくいセクターに注力することを推奨する。また小売り店舗に対しては、短期間の賃料減免を提供すべきだろう。テナントは、セントラル地区の空室率の上昇と賃料の下落に注目すべきだ。テナントが成長産業である場合、より安価な賃料で事業を拡大できる好機とみることもできる。