働く場所・環境に関する従業員の体験が企業価値や業績にもたらす影響を、世界12カ国の従業員数100人以上の企業40社で働く従業員7000名超を対象に調査・分析した。この結果、以下のことがわかった。まず、近年は「働き方改革」が企業にとって最重要課題になっており、働き方や働く環境への関心が高まっている。次に、オフィスをはじめとする働く場所での従業員の体験が、働き方と企業の業績に変革をもたらす。最後に、「Engagement(エンゲージメント、会社との結びつきや愛着)」、「Empowerment(エンパワーメント、働くスペースやツールの選択の自由が与えられていること)」、「Fulfillment(フルフィルメント、満たされた幸せな感覚)」の三つの体験が、企業価値向上に重要な要素だと分析している。なお日本の状況については、ワークスペースの種類はオープンプランオフィスが一般的で、平均68人で共有し、世界平均45人の1.5倍とスペース効率が最も高い。10人に1人がデスクやコンピューターを共有するフリーアドレスで働いている。オフィスにいる間の流動性は低く、同じデスクで過ごす時間が75%と、世界平均66%より長いという結果になった。