売買事例分析 2021年1月~3月の動向
売買高は前年比4割減、事業会社の資産売却が下支え

コロナ禍に見舞われて約1年。2021第1四半期は、再び緊急事態宣言下に置かれた。初回ほどの混乱はなかったものの、売買高は前年同期比で38%も減少。ホテルと店舗の取引が大幅に減った。一方で、オフィスビルや物流施設の取引は比較的堅調だった。依然として市況の先行きは不透明ながら、買い手の投資意欲は必ずしも衰えていないようだ。

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オフィス市況トレンド 成約賃料調査
東京の賃料下落エリアが拡大、早めの値下げで誘致の動きも

本誌が四半期に一度、東京、神奈川、大阪のオフィスエリア28カ所を対象に実施しているオフィスビル成約賃料調査。今回は、2021年3月末時点の結果をまとめた。半年前と比べて下落傾向を示したのは、東京エリアの11カ所となった。

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企業移転ニュース
渋谷ヒカリエにジャストコ1号店、大手も借り増しなしの集約へ

売買レポート

  • ブラックストーンが投資、近鉄系列8ホテルに600億円
  • 450億円の資産入れ替え、日本ビルファンド
  • 400億円台後半で三菱地所から、グリーンオーク
  • ヒューリックが東急不動産から、外堀通りの店舗ビル
  • 延べ床7000m2の新築オフィス、サムティが売却
  • 92億円で築浅4物件、PGIMがAlyssaと共同投資
  • 電通が売却益300億円、ライト設計の厚生施設も
  • 65億円で物流施設、売り主のサンリオは利用継続
  • 559億円の資産入れ替え、森トラスト総合リート
  • 224戸の新築マンション、イデラがホームズから
  • 150億円超のデータセンター、MFLP投資法人が取得
  • 東急不動産が売却、心斎橋筋商店街で
  • 110億円で売却、日本都市ファンド
  • ケネディクスが大成有楽不動産から、明治通りのオフィスビル
  • 清水建設が完全所有へ、売り主に255億円の譲渡益
  • 名古屋と渋谷でオンワードが売却 ほか

売買事例一覧 138件

直近3号分は日経不動産マーケット情報のトップページまたは画面右側の「売買事例一覧」からご覧いただけます。過去の売買事例データは、日本最大級の事業用・投資用不動産取引データベース、DEAL SEARCH(ディールサーチ)に収録しています。

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