売買事例分析 2022年4月~6月の動向
取引高は4割減、REIT市況の低迷が響く

2022年第2四半期の取引高は咋年同期比40%もの大幅減となった。原因の一つはREIT市況の低迷だ。世界的な金利上昇を背景に投資口価格は低迷傾向にあり、資金調達金額、取得総額ともに四半期の数字としては過去十年間で最少となった。一方、土地取引は引き続き活況で、取引高は昨年の同時期に比べて3倍以上に拡大している。

PDFを見る


オフィス市況トレンド 成約賃料調査
東京駅周辺の上限が5万円を切る、いまだ底見えず下落エリア増

東京、神奈川、大阪のオフィスエリア28カ所が対象の成約賃料調査。今回は2022年6月末時点の結果をまとめた。東京では、成約賃料水準の緩やかな下落が続く。底はなかなか見えてこない。大規模ビルの成約賃料水準が半年前と比べて5%以上下落したのは、「神田・秋葉原・御茶ノ水駅周辺」「霞が関・永田町・平河町」「銀座」など11カ所。調査対象の22カ所の半数に上る。3カ月前の前回調査から1カ所、半年前調査より3カ所増えた。

PDFを見る

オフィス市況トレンド 企業移転ニュース
三田再開発で京セラが5600坪超、日本タタは虎ノ門麻布台へ

売買レポート

  • レンドリースとPGGM、共同ファンドの第1号案件に
  • 日本紙パルプからゴールドマンへ、勝どきの4棟
  • 15万m2の物流施設開発、東建や東急不など4社
  • 大和ハウスが売却、横浜駅近くの新築複合ビル
  • 住友商事がはとバスから取得、オフィスに建て替えへ
  • 東急リバブルが取得、オフィスにコンバージョンへ
  • 総額357億円の資産入れ替え、積水ハウス・リート
  • 淀川区のマンションを売却、エース・コーポレーション
  • 神保町のWeWork入居ビル、リサ・パートナーズが売却
  • 住友生命などが10万m2、物流施設開発へ
  • 伊藤忠の私募REITが運用開始、当初資産は6物件・140億円
  • 野毛の旧サービスアパート、クレアスライフが取得
  • 東池袋のオフィスビル、いちごオフィスリートが38億円で
  • 第一生命が名古屋と大阪で、初のマンション取得
  • 王子駅前の店舗ビル、ベストウェイがKFCから
  • 122億円で100室のホテル、星野リゾート・リートが取得 ほか

売買事例一覧 102件

直近3号分は日経不動産マーケット情報のトップページまたは画面右側の「売買事例一覧」からご覧いただけます。過去の売買事例データは、日本最大級の事業用・投資用不動産取引データベース、DEAL SEARCH(ディールサーチ)に収録しています。

ダイジェスト――開発、戦略、海外、注目レポートなど

  • 名古屋に11万m2の複合ビル、三菱地所やパルコなど5社
  • 賃貸住宅の需給が緩和、慎重な物件選別を ほか