ヤング層の多いエリアであり、日本一の情報発信力の高さを持つ。原宿周辺、表参道エリアや南青山エリアなど面的に拡がり、複数のストリート、エリアから形成される。

 情報発信力の高さから新商品や新ブランドなどの短期サイクルショップ(ポップアップ・ショップ)の出店ニーズが高く、コロナ禍前までは高稼働していた。

 情報発信力の高さからECが伸びても必要となるプロモーション価値の高いリアル店舗の受け皿となっていたが、コロナ禍によってECに代替されてしまった感もある。現在は新規出店よりも閉店の方が多くなっているが、銀座同様、賃料の下げ止まりも感じられる。

 ボッデガヴェネタやエルメス開業など表参道沿いのプライムエリアの出店需要は継続している。

 リーマンショック時も同様であったが、しばらくは立地優位性の高い物件は維持、裏手はダウンという傾向が予測される。

 1階以外は弱めのトレンドとなるが、ターミナル駅とは異なり繁華街でないため、飲食店数も少ないこと、オフィス供給量も少ないため、影響は比較的小さいと考えられる。

表参道エリアの募集賃料と募集件数の推移(期間:2008Q1~2021Q1)
表参道エリアの募集賃料と募集件数の推移(期間:2008Q1~2021Q1)
(資料:ビーエーシー・アーバンプロジェクトの資料を基に日経BPが作成)
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調査対象エリアと調査期間
  • 調査対象エリア:港区南青山3丁目、4丁目、5丁目、6丁目、北青山3丁目、渋谷区神宮前1丁目、3丁目、4丁目、5丁目、6丁目
  • 調査期間:2008年第1四半期~2021年第1四半期

ビーエーシー・アーバンプロジェクト