賃貸住宅市場の中心都市として最も高い賃料が設定可能なエリア。コロナ禍において人口流出となっていたが、直近3カ月でプラスに転じ今後は反動需要が期待できる。

 1月~3月期において繁忙期における季節変動要因ながら賃料の上昇がみられ、前年同期比においてもの25m2帯の下落はさらに抑制された。40m2帯以上の面積帯は前期に続き前年同期でも増額が継続し、高騰が著しい分譲マンションの影響を受け、今後も上昇が予想される。

 今後は需要の本格回復が期待されるものの、城南地域や航空関連需要が多いエリアなど、いまだ軟調なエリアも多く存在し、供給面でも前年を大きく上回る賃貸マンションの着工が確認されており、運営者にとっては注視が必要となる。

東京都区部エリアの住宅賃料調査の1坪あたりの賃料の推移(期間:2018年第1四半期~2022年第1四半期)
東京都区部エリアの住宅賃料調査の1坪あたりの賃料の推移(期間:2018年第1四半期~2022年第1四半期)
(資料:スタイルアクトの資料を基に日経BPが作成)
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東京都区部エリアの住宅賃料調査の1坪あたりの賃料の前年同期比の推移(期間:2019年第1四半期~2022年第1四半期)
東京都区部エリアの住宅賃料調査の1坪あたりの賃料の前年同期比の推移(期間:2019年第1四半期~2022年第1四半期)
(資料:スタイルアクトの資料を基に日経BPが作成)
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調査対象エリアと調査期間
  • 調査対象エリア:千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、豊島区
  • 調査期間:2018年第1四半期~2022年第1四半期

澤邦夫、脇山真美子(スタイルアクト)