東京都港湾局と都市整備局、都市再生機構は、江東区有明1丁目にあるそれぞれの所有地をあわせた約11万m2の進出事業者を共同公募する。事業者は土地を取得し、住宅・商業・オフィスの複合市街地を一体開発することになる。8月25日から入札参加の申し込みを受け付ける。

 公募対象地は有明北3-1地区(11街区)で、ゆりかもめ線の有明テニスの森駅から徒歩5分の場所にある。湾岸道路に面したほぼ長方形の土地だ。道路を挟んで有明テニスの森と隣接している。土地の総面積は港湾局所有地7万4038m2、都市整備局所有地2万4885m2、都市再生機構所有地1万1265m2の3区画をあわせた11万188m2。用途地域は第一種住居地域に指定されており、容積率は300%、建ぺい率は60%となっている。

 入札では、土地利用などにいくつかの条件を設けている。3区画を一体開発すること、整備する住宅は1500戸以上1800戸以内、商業施設の延べ床面積は1万m2以上、業務施設の延べ床面積は3000m2以上にすることなどだ。東京都と都市再生機構は、土地の最低売却価額を613億3316万3000円に設定している。2008年11月下旬をめどに事業者を決定し、2009年3月中旬に引き渡す予定だ。